6点固定の場合、通常ライン上に4か所針孔を開けて固定します。
そのため、その4か所は抜糸の際に通常必要な切開部位となります。
切開2箇所から糸を切断するのみでは二重が消失しない可能性があります。
抜糸の際に内部の組織内で糸を探しますが、
深部の組織と癒着するほどの損傷は通常は考えにくいことと思います。
ただし10年経過している糸の場合、
糸が脱色素をきたしている可能性が高いため、抜糸すること自体が大変難しい手術になります。
抜糸ができた場合には一重に戻る可能性の方が高いと考えます。