鼻中隔延長術で起こるリスクのことですが、何年か経って移植した軟骨が吸収されて元に戻ってしまうケースはあるのでしょうか?またプロテーゼを挿入して何年か経つと鼻先が赤くなってしまうということはあるのでしょうか?【隆鼻術】

鼻中隔延長術手術後に何年も経過して移植軟骨が吸収されて元に戻った症例はこれまでに経験がありません。何年も経過していれば軟骨は完全に生着して安定していますのでまず吸収されることはないと考えています。
プロテーゼを入れて鼻先が赤くなってしまうというのは、L型プロテーゼを入れた場合に起こりえるトラブルです。
鼻中隔延長術ではプロテーゼはI型を用いるのでプロテーゼが原因で鼻先が赤くなることはありません。ただし、鼻中隔延長術によって鼻先を伸ばす場合、皮膚が薄くなることはありますが、異物が原因で薄くなるよりも格段にリスクは少ないと思っております。軟骨は生きた組織であり、周囲に血行がありますので、万一の損傷の際にも創傷治癒機転が働きます。延長が原因で皮膚に穴が開いた症例はこれまで経験がございません。

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