上向きで、
正面から鼻の穴が見えやすい鼻、
丸くて低い鼻、
綺麗に下向きに、
鼻先が高い鼻に変えるには、
鼻中隔延長術という方法が選択されます。
L型プロテーゼを入れていると、
その弊害で上向きになることが知られていますが、
その変形にもこの手術が、
修正する方法になります。
日本人はもともとの鼻中隔軟骨(水色の部分)や、
鼻翼軟骨(サーモンピンクの部分)といった鼻の骨格が小さく、
そして弱い傾向があります。
そのため上向きの鼻だったり、
低い鼻だったり、
団子鼻だったりする人が多いんです。
綺麗な鼻にするには、
鼻の中に柱を立てる必要があります。
その柱は、
鼻の奥にある鼻中隔軟骨、
耳の軟骨、
そして胸にある肋軟骨が材料となります。
上の図の青い部分が移植した柱である軟骨です。
この軟骨の固定により、
鼻の高さ、細さ、向きが大きく調節できます。
正面から鼻の穴が見えやすい状態も、
この手術により、
自然に見えにくくなるんですね。
これまでに100例以上の症例を
経験させていただいておりますが、
この手術でしかできない形が達成でき、
とても良い手術のひとつと思っています。
L型プロテーゼの変形も、
この方法が最も奇麗に修復できる方法です。
難しい面も沢山あるので、
実際、個々の患者様により、
方法をしっかりと慎重に検討する必要がありますね。
無理をしないのが安定した結果を得るポイントです。
美容の手術はどんな手術も
無理は絶対に禁物と思っています。