ラウンドタイプのプロテーゼを用いると、
上のイラストのような少し不自然にバストの上のボリュームが多くなります。
そのためにプロテーゼの容量を減らして用いるやり方があります。
こうすることで、上のボリュームが減り、
少し自然な形に見えるようになります。
しかしこの容量を減らす方法には問題点があります。
上のイラストは、プロテーゼの上が折れ曲がってしまっています。
いわゆるfoldingという状態です。
この状態が続くとプロテーゼの早期破損の可能性が高くなってしまいます。
生理食塩水を入れたプロテーゼであれば、
ある日突然しぼんでしまいます。
シリコンプロテーゼの場合、
破損しても症状がすぐに分かりにくい場合もあります。
インプラントの変形でわかったり、
MRIなどの画像診断でわかることもあります。
他にペコペコとプロテーゼが表面からわかることも問題点の一つです。
治療はプロテーゼの入れ替えを行うか、抜去することになります。
プロテーゼの形はアナトミカルタイプが、
形が自然で、容量を抜く必要がないので、
それによる破損の可能性も低くなります。
良い位置に正しく留置するには
少しコツが要りますが、
時間をかけて丁寧な施術で行うことで、
綺麗な位置に正しい向きで入れることができます。
プリモ麻布十番クリニック