胸部には内側、外側に
肋間神経の枝である内側皮枝、外側皮枝があります。
これらの神経を損傷しないよう注意を払って
プロテーゼを入れるポケットを作成します。
内側皮枝は胸部正中から約1.5cmのところから出てくるとされています。
外側皮枝は中腋窩線というラインを目安に現れます。
これらのラインを術前にマーキングし、
術中このラインを越えて剥離腔を作らないよう注意が必要です。
でもときどき感覚神経はいいので、
でっかいプロテーゼを入れて欲しいという注文があるのも事実です・・・。
こだわり、諸事情などある場合仕方ありません。
それでもできるだけ神経を守りながら、
大きなプロテーゼを入れています。
なかなか大変な手術になります。
プリモ麻布十番クリニック