豊胸術の手術において、
一番やっかいで、
もっとも配慮しないといけない問題のひとつに、
被膜拘縮があります。
カプセル拘縮ともいいます。
この原因は、
手術の不具合、
乳腺下に入れるなどなど原因といわれていることは
沢山あります。
ひとつひとつ原因になりやすいことを
避けるように、対策していくしかありません。
被膜拘縮になりにくいのは、
テクスチャードタイプのバックを、
大胸筋下に入れることが、
発生が少ないと報告されています。
それにまして手術の手技が丁寧なことが大事です。
出血が多い手術などは、
やはり被膜拘縮になりやすいようです。
綺麗な術野を心がけ、
丁寧な手術を心がけ、
(バックを入れる前に術野の再消毒、
手袋も新しく履きかえる、
入れる直前にバックをパックから取り出し、
挿入専用の器具を用いて、
丁寧にかつ迅速にバックを挿入し、
挿入後はしっかりと洗浄をおこない、
さらに抗生剤を注入、止血剤も注入するなどなど)
対策を十分に行います。
術後は拘縮予防のお薬TGF-betaブロッカーを3か月間服用し、
高周波温熱療法をおこなうのが、
発生を最小限にするようです。
それでも発生をゼロにできない厄介な問題ですが、
可能な限りゼロに近づけるよう挑戦し続けたいと思っています。