プリモ麻布十番クリニック

肋軟骨による鼻中隔延長術での鼻再建

鼻の手術のトラブル後の修正は、

難しい手術です。

L型プロテーゼ後の修正もそうですが、

それに鼻尖縮小術などがされていて・・・、

I型へ変更したけれど、up noseは治らなくって・・・、

L型のストラットにより鼻注が変形して・・・、

いろいろと経過が思わしくない場合などは、

本当に修正術が難しいんです。

やはりその場合も

鼻中隔延長術が修正方法として、

とても頼りになる術式になります。

シビアな状態の場合、

移植する軟骨は肋軟骨をセレクトします。

ときどき肋軟骨が若い人でも骨化していて、

硬くって四苦八苦することがありますが・・・・、

それでも組織が豊富に採取でき、

しっかりとした移植片となり、

やはり信頼のできる組織です。

シビアな状態ほど、

組織を傷つけないように

愛護的な手術が必要です。

さらに細菌感染にも脆弱なので、

洗浄をしっかりとおこない、

抗生剤をふんだんに使用して、

万全を期すことが大事です。

修正手術は

特に患者さんの期待も大きく

適応を見定め、

一つ一つの手技を

丁寧に確実におこない、

無理をしない勇気も必要と思っています。