診療のご案内
口唇縮小術
厚い唇を薄くします。唇のボリューム感を減らします。口を小さくします。
口唇縮小術が向いている方
- 1唇を薄くした方。
- 2口の横幅を小さくしたい方。
口唇縮小術とは
口唇の正面からみたときの赤唇部の理想的な厚さは、上口唇で8mm、下口唇で10mmといわれています(上口唇:下口唇=8:10)。口唇縮小術は、厚い唇、大きな唇を薄くする施術です。傷跡は粘膜内で隠れてしまうので目立ちにくい方法です。
口唇縮小術 方法
赤唇の表に出ている部分をdry lipといい、口腔内の濡れている部分をwet lipと呼びます。赤唇の切除はこのwet lipとdry lipの境界部分で行います。切除する際、少しwet lipの割合を多くすることで、傷跡がwet lip内に位置するようになり、表面から目立ちません。
切除する幅の目安は公式があり、上口唇は(正面からの計測幅-8)×3 、下口唇は(正面からの計測幅-10)×3 となります。赤唇部皮膚粘膜および口輪筋を切除し、埋没縫合を吸収糸で行い、皮膚粘膜縫合をNylonまたは吸収糸でおこないます。
切除する際は、バランスを考え、中央、両サイドの切除幅を調節します。これにより、好みの形態に近づけます。
口唇縮小術の処置期間・アフターケア
《手術当日》
患部の状態
口唇の口腔内側に隠れるように傷があります。縫合をしているため、糸がついた状態です。腫れが目立ちますが、術後3日間がピークで、約1週間で大きな腫れは消退します。初めのうちは触れると軽い痛みや違和感がありますが、徐々に落ち着いていきます。
静脈麻酔で手術された方は、麻酔の影響により、のどが痛くなることがあります。通常数日で改善します。
術後処置・アフターケア
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間、内服していただきます。副作用を疑うような症状があればお申し出ください。縫っている糸は吸収糸のため、抜糸の日までに溶けて取れてしまう場合があります。無理に取らず。自然に取れてしまった糸はそのままにしておいて大丈夫です。口唇粘膜が乾燥しやすいため、リップクリームなどで保護が必要です。
日常生活
飲酒・喫煙・激しい運動・入浴は1週間程度お控えください。洗髪・シャワー浴は翌日から可能です。食事の際、熱いものや辛いものは刺激が強いため抜糸までは控えて下さい。食後はイソジンでうがいをして、口の中の清潔を保ってください。歯磨きはなるべく傷に当たらないように注意してください。抜糸が終わるまでは唇へのメイクはお控え下さい。唇以外のメイクは翌日から可能です。お仕事で声や口元を頻繁に使う方は多少の影響がある可能性がありますので、数日お休みをとることをおすすめします。
《14日目》【抜糸のためご来院】
患部の状態
大きな腫れは引いていますが浮腫みは続きやすく、完成は約6か月です。稀に内出血が出現することがありますが、1~2週間で消失します。硬くつっぱった感じがありますが、1~2か月で徐々に柔らかくなってきます。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
口唇の抜糸を行います。
日常生活
通常通りの生活をしていただいて構いませんが、腫れが気になる方は引き続き飲酒・喫煙はお控え下さい。翌日から唇のメイクもしていただいて大丈夫です。
《1~3ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
徐々に完成に近づきますが、まだ若干の浮腫みや腫れがございます。
傷跡の赤み、盛り上がりは個人差がありますが、通常約6か月以内に落ち着きます。
口唇の感覚が鈍くなりますが、多くは一時的です。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
術後処置はございません。
日常生活
通常通りの生活をしていただいてかまいません。
《6ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
腫れが引いて、傷跡もほとんど目立たなくなります。鈍っていた感覚も徐々に回復していきます。口腔粘膜は創傷治癒が良好で、唇をめくってもほとんど傷はわかりません。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
日常生活に制限はございません。
口唇縮小術 Q&A
口唇縮小術についての質問にお答えしています。それぞれの質問をクリックすると回答が見られます。
術後は痛いですか?どのくらいで食事ができますか?
はじめ触れると軽い痛みはありますが、会話、食事などはすぐに普通に可能となります。食事の際、特に熱いもの、辛いものは刺激が強いため、数日お控えいただきます。 仕事で声を頻繁に使う方は、多少影響がある可能性がありますので、数日お休みがあると安心です。
手術は痛いですか?
基本的に静脈麻酔で行っておりますので、術中痛みを感じることはありません。ご希望に応じ局所麻酔で行うこともあります。
傷は目立ちますか?
当院の口唇縮小術は、口腔粘膜側に傷が残るデザインでおこないます。通常傷は隠れて見えません。また口腔粘膜は創傷治癒が良好で、最も傷の目立ちにくい場所といえますので、唇をめくってみてもほとんどわかりません。
腫れはどのくらい続きますか?
術後の腫れが目立つのは、初めの3日程度で、およそ1週間で消退します。
術後の違和感はありますか?どのくらい続きますか?
口唇はとても敏感なところで、さらに会話や食事で頻繁に動かす部位のため、術後に違和感を感じることがあります。手術により炎症が生じるためはじめは硬く、若干つっぱった感じが気になることもあります。炎症の消退とともに徐々に柔らかくなり、つっぱった感じも消失しますが、完全になくなるまでには1-2カ月要することもあります。
口唇縮小術 料金
口唇縮小術 | 上下各¥ 220,000 | |
---|---|---|
口の横幅を小さくする場合 | 上下各¥ 275,000 |
※価格は全て税込です。
口唇縮小術 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 手術後およそ1週間程度で大きな腫れは引いていきます。浮腫みは続きやすく、完成は約6か月です。
- 手術後の内出血
- 稀に出現することがあります。1~2週間で消失していきます。
- 傷跡
- 術後1~2か月は赤みが分かります。経過とともに目立たなくなっていきます。
- 違和感
- 手術により炎症が生じるためはじめは硬く、若干つっぱった感じが気になることがあります。食事の際、熱いもの辛いものは刺激が強いため、抜糸までは控えてください。経過とともに目立たなくなっていきます。
- 感覚
- 口唇の感覚が鈍くなりますが、多くは一時的です。通常半年程度で回復していきます。
リスク・副作用・合併症について
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 血腫
- 血腫を生じると除去が必要な場合があります。
- ドッグイヤー(dog ear)
- 縫合部の両端にdog earという皮膚の高まりが生じることがあります。切開線を長くすることでドッグイヤーは目立たなくなります。
- 乾燥
- はじめ口唇粘膜が乾燥しやすくなりますので、しばらくリップクリームなどでの保護が必要です。
- 縮小しすぎる
- 腫れが引くのを待ったうえ形を評価し、小さくなりすぎた場合、口唇拡大術や注入などで修正を図ります。そうならないよう計測のうえデザインを慎重に行います。
- 縮小し足りない
- 腫れがある時期を待ったうえ形を評価し、足りない場合、追加切除を行い対応いたします。
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監修医師
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