診療のご案内
耳ピアス修正術(ピアスホール修正)
耳はピアスホールを開ける機会が多い場所です。ピアスホールを埋めたくなった場合、
ピアスホール修正術を行うことで傷が目立たず治癒させることができます。
ピアスで耳たぶが裂けてしまった場合、耳垂裂手術で元通りに近く治癒させることが可能です。
耳ピアス修正術(ピアスホール修正) 方法
局所麻酔あるいは静脈麻酔を行ったうえ手術をおこないます。ピアスホールを正常皮膚との境界で切除します。
単純に縫合すると、くぼみができる可能性がありますので、形成外科的に埋没縫合をおこない、
丁寧に耳垂の形態を整えます。
当院は内部処理として中縫いを高性能吸収性極細糸でしっかりと行い、外縫いはさらに極細非吸収糸で行う、創傷治癒に最良な形成外科的縫合を採用しております。
抜糸は5日前後で可能です。
耳ピアス修正術(ピアスホール修正)の処置期間・アフターケア
《手術当日》
患部の状態
瘢痕切除部位を縫合しております。通常5日目で抜糸となります。
術後耳垂の感覚が鈍くなることがありますが多くは一時的です。
麻酔の影響により、のどが痛くなることがございます。通常数日で改善します。
術後処置・アフターケア
手術当日帰宅直前に医師による検診があります。
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間内服していただきます。
日常生活
当日より洗顔が可能です。翌日以降から洗髪、シャワー浴が可能です。入浴は1週間程度お控え下さい。
術後は安静が必要です。激しい運動は1~2ヶ月お控え下さい。
横向きでの就寝は創部にストレスがかかるため、術後1~3か月間はお控えください。
飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。
《5日目》【抜糸のためご来院】
患部の状態
術後2~4日で大きな腫れは引いてきます。浮腫みは1~2週間気になる場合があります。仕上がりは約6ヶ月です。
内出血が生じると創部周囲などが黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。
術後1~3ヶ月は傷跡に赤みがあります。経過とともに目立たなくなってきます。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
切除部位の抜糸を行います。抜糸後から専用イアリングによる創部圧迫などの再発防止ケアを行います。6ヶ月程度継続していただきます。
日常生活
術後7日目以降、通常通り入浴が可能になります。
横向きでの就寝は創部にストレスがかかるため、術後1~3か月間はお控えください。
《1~3ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
傷跡の赤みは個人差がありますが、約1~3か月で落ち着きます。
稀に傷跡が赤く盛り上がることがあります。傷の治りを良くするクリーム、注射、内服薬などで治療を行います。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
専用イアリングによる圧迫を継続してください。
横向きでの就寝は創部にストレスがかかるため、術後1~3か月間はお控えください。
《6ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
ほぼ完成となります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
すべて通常通り可能ですが、念のため耳をぶつけたり、潰したりしないよう守るようにしてください。
必要に応じ専用イアリングによる圧迫を継続します。
耳ピアス修正術(ピアスホール修正) Q&A
傷は目立ちますか?
手術後1~3か月間は術後の炎症による赤みや硬さがありますが、落ち着けば目立つことはあまりないところです。赤みの続く体質の方には術後検診で適切な治療をさせていただきます(無料)。経過中、必要に応じテーピングやイアリングによる圧迫をおこないます。
術後はどのくらいから化粧ができますか?
手術部位以外は当日からメイクOKです。通常術後5日目に抜糸を行います。抜糸翌日から耳のメイクもOKとなります。(コンシーラーをご用意しております)
腫れはどのくらい続きますか?
通常、2〜3日でほとんど腫れは解消します。
術後は痛いですか?
術後の痛みはほとんどありません。念のため軽い鎮痛消炎剤を服用いただきます。
手術中は痛いですか? 手術時間はどのくらいですか?
麻酔は静脈麻酔で行いますので、完全無痛麻酔です。ご希望により局所麻酔でおこないます。手術時間は1か所につき20分程度です。
ピアスをまたあけられますか?
傷が落ち着けば、再度ピアスの穴をあけることができます。
耳ピアス修正術(ピアスホール修正) 料金
耳ピアス修正術 (ピアスホール修正) |
1箇所 | ¥ 88,000 |
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※価格は全て税込です。
耳ピアス修正術(ピアスホール修正) 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 手術後およそ2~4日で大きな腫れは引いていきます。浮腫みは1~2週間気になる場合があります。完成は約6か月です。
- 手術後の内出血
- 稀に出現することがあります。1~2週間で消失していきます。
- 傷跡
- 術後1~3か月は赤みが分かります。経過とともに目立たなくなっていきます。
リスク・副作用・合併症について
- 埋没した吸収糸の露出
- 抜糸を行う、または露出部分を切除し対処いたします。
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- ケロイド
- 体質によりケロイド状になることがあります。ケロイドに対する内服、注射、局所療法などを行います。
- 肥厚性瘢痕
- 傷跡が赤く盛り上がることがあります。傷の治りを良くするクリーム、注射、内服薬などで治療を行います。必要があれば切除再縫合で改善を図ります。
- 感覚異常
- 耳たぶの感覚が一時的に鈍くなることがあります。経過とともに改善してまいります。
- 血腫
- 血腫を生じると除去が必要な場合があります。
監修医師
当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。