診療のご案内
前額プロテーゼ
前額プロテーゼ 当院の特徴
髪の内から手術を行うため、傷は目立ちにくく治癒します。
おでこの形態を安全に形成します。
手術は静脈麻酔下におこないます。
内視鏡を用いることで眼窩上神経を守り、剥離範囲を最小限にすることができます。
前額プロテーゼ 方法
髪の生え際からおよそ2.0cm程のところから約3.0cm切開し前額部にアプローチし、前頭骨の骨膜下を剥離しポケットを作成します。ご希望の応じ、前額プロテーゼの大きさを選択します。
正中かつ上下に適切な位置にプロテーゼをプルアウト固定を用い固定します。十分に洗浄を行ったうえ、形成外科的縫合を行います。
内視鏡による前額プロテーゼ
方法
髪の生え際を3.0-4.0cm切開し前額部にアプローチし、前頭骨の骨膜下を剥離しポケットを作成します。ご希望に応じ、前額プロテーゼの大きさを選択します。
この際に、カールストルツ社製フルHD内視鏡を挿入してモニターを見ながら前額骨膜下を剥離します。
眼窩上神経を確認し温存しながら眼窩上縁までの骨上を剥離します。剥離範囲はプロテーゼの大きさを参考に最小限となるようにいたします。プロテーゼ挿入後はプロテーゼの折れ曲がりなどがないこと内視鏡下に確認します。
オーダーメイド特別注文プロテーゼ
当院では輪郭のご相談の際に、できるだけ3Dシミュレーション画像を用いたカウンセリングを行っております。その画像からご希望の形態を知ることができ、また手術前からの変化量を定量的に知ることができます。シミュレーションページへ
オーダーメイド特別注文プロテーゼを作成する場合、事前にCTを撮影いただき、そのデータからご自身の実態モデルを作成し、そのうえでご希望の変化量をレジンなどの樹脂を用いてプロテーゼの型どりを行います。その型からシリコンプロテーゼ作成いたします。作成されたオーダーメイド特別注文プロテーゼは、ご自身の骨にフィットするため、左右方向、上下方向にずれにくく、プロテーゼの辺縁も骨になめらかに移行するため、プロテーゼの輪郭が出にくく、自然な形態を永久に保つことが可能です。もちろんご希望の変化によってプロテーゼの微調整は比較的簡単に可能です。
Case 1
CTから得られたデータをもとに実態モデルを作成します。おでこの傾斜が嫌で、もっとまっすぐ上に向かうおでこにしたいという希望によりオーダーメイド特別注文プロテーゼをデザインしました。
希望の形態になるよう、シリコンプロテーゼの設計を行います。女性的で柔らかい印象のおでこに形成されました。周囲骨にフィットするため、つながりが滑らかで自然な輪郭が形成されます。
Case 2
眉毛の上の凹みが嫌で、平らなおでこにしたいという希望にも対応可能です。
眉毛上隆起から上をなめならに平らになるようなシリコンプロテーゼをデザインしました。
周囲骨への移行もなめらかで、輪郭が浮きにくくなっています。
Case 3
できるだけ眉毛あたりを出してホリの深い印象にしたいという希望も対応いたします。
眉間から眉毛辺りを強調するデザインで形成しています。このオーダーメイド特別注文プロテーゼによって彫りが深い印象に形成されました。
オーダーメイドシリコンプロテーゼのメーカーから、多くの症例に安全かつ効果的に使用しているということで当院が表彰され、FITmeのキードクターとして認定されました。
前額プロテーゼ 症例写真
L 鼻中隔延長術(肋軟骨+耳介軟骨)+他院鼻プロテーゼ入れ替え術+眉間プロテーゼ+鼻尖縮小術+鼻翼縮小術(内側法+外側法)+鼻翼基部プロテーゼ+アゴプロテーゼ+前額プロテーゼ挿入術 症例経過写真
他院で数年前に鼻尖形成、鼻翼縮小術、鼻プロテーゼ、耳介軟骨移植などを受けていらっしゃいました。鼻先を高く細くしたい、Eラインをきれいにしたい、プロテーゼを入れて額を出したいというご要望から、当院で鼻中隔延長術(肋軟骨+耳介軟骨)+他院鼻プロテーゼ入れ替え術+眉間プロテーゼ+鼻尖縮小術+鼻翼縮小術(内側法+外側法)+鼻翼基部プロテーゼ+アゴプロテーゼ+前額プロテーゼ挿入術を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻中隔延長術(肋軟骨)¥880,000
- 他院鼻プロテーゼ入れ替え術¥440,000
- 眉間プロテーゼ¥330,000
- 特別注文プロテーゼ+¥110,000
- 鼻尖縮小術3D法¥385,000
- 鼻翼縮小術(内側法+外側法)¥495,000
- 鼻翼基部プロテーゼ¥330,000
- 下顎プロテーゼ挿入術¥385,000
- 特別注文プロテーゼ+¥165,000
- 前額プロテーゼ¥440,000
- 特別注文プロテーゼ+¥165,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、プロテーゼの動揺、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる、上唇の感覚異常、骨吸収、埋没した吸収糸の露出、位置異常
H 前額プロテーゼ+鼻中隔延長術(肋軟骨、他院修正)+他院鼻プロテーゼ入れ替え術+眉間プロテーゼ 症例経過写真
以前他院にて何度もお鼻の手術をされている方です。非常に高いプロテーゼが挿入されており、鼻筋は低くしながら、鼻先の高さをもっと出したい、おでこも丸く出したいとのご希望でした。鼻プロテーゼ、前額プロテーゼは特別注文のオーダーメイドプロテーゼを使用しました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻中隔延長術(肋軟骨)¥880,000
- 他院鼻プロテーゼ入れ替え術¥440,000
- 眉間プロテーゼ¥330,000
- 前額プロテーゼ¥440,000
- オーダーメイド代+¥330,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、プロテーゼの動揺
前額プロテーゼ Q&A
手術後の腫れはどのくらいでひきますか?
大まかには手術後およそ1週間でひいてしまいます。腫れの防止と形態安定のために数日テープを張ります。
お化粧はいつからできますか?
固定のテープを外す5日目から化粧を行うことができます。
手術は痛いですか?
手術は基本的に静脈麻酔で行っておりますので、術中痛みを感じることはありません。局所麻酔下の手術を希望される場合、ブロック麻酔を併用し、麻酔を打つときの痛みが最小限となるよう工夫しております。術後の痛みも強力な鎮痛剤を処方しておりますので、それほど痛みを感じることはありません。
傷は目立ちますか?
前額プロテーゼ挿入術は、すべて髪の生えているところから手術をおこないます。可能な限り分けめを避けてデザインしますので、傷は見えにくく、目立ちにくく治る部位といえます。
前額プロテーゼを入れた後、特別注意が必要なことはありますか?
前額プロテーゼを入れた場合、形が安定するまでは、うつ伏せで寝ないなど、プロテーゼをできるだけ安静にすることが必要です。帽子を被る、ゴーグルを着用する際にも注意が必要です。
以前に入れたプロテーゼが気に入らないので入れ替える事はできますか?
プロテーゼが曲がっている、大きすぎる、形が気に入らない、変形してきたなど、さまざまな理由からプロテーゼの入れ替えが検討されます。
当院では適切にプロテーゼを除去し、入れていた空間を綺麗に洗浄し、新しいプロテーゼを用い最適な形態に整えます。
ご状態によって冠状切開からの前額形成術が必要となる場合があります。
注入剤でおでこを出していますが、プロテーゼに変えられますか?
ヒアルロン酸が注入されている場合、分解剤を手術前に打つことで問題なく手術を行うことができます。分解されない注入剤の場合、手術中に可能な限り摘出切除したうえ、プロテーゼを用いおでこの形態を整えます。
前額プロテーゼ 料金
前額プロテーゼ | ¥ 440,000 | |
---|---|---|
特別注文プロテーゼ (実体モデル作成費含む) |
+¥ 165,000 |
※価格は全て税込です。
前額プロテーゼ 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 手術後およそ10〜14日で大きな腫れは引いていきます。浮腫みは2〜3週間気になる場合があります。完成は約6か月です。
- 手術後の内出血
- 稀に出現することがあります。1〜2週間で消失していきます。
- 傷跡
- 髪の生えている部分に切開しおこないますので傷は見えにくく、傷も目立ちにくい部位ですが、頭髪内の傷に沿って数ミリ幅の脱毛が残る可能性があります。
- 感覚異常
- 前額の感覚が鈍くなることがありますが多くは一時的です。通常は手術後半年までに自然回復していきます。
- 術後血腫予防のドレーン
- 術後の血腫予防に吸引ドレーンを用います。経過中排液が少なくなれば抜去いたします。
リスク・副作用・合併症について
- 埋没した吸収糸の露出
- 抜糸を行う、または露出部分を切除し対処いたします。
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 血腫
- 血腫を生じると除去が必要な場合があります。
- 前額の形
- 前額プロテーゼは形が決まっているため、特殊なご要望に対応しにくい場合があります。希望に沿うよう削りますが、前額は皮下脂肪が薄いため凹凸が生じる可能性があります。出し過ぎ、出し足りないなどの要望も含め、手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 左右差
- 人間の身体は元々左右差があるため、手術においても完全な左右対象を保証することは困難です。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- プロテーゼの動揺、位置異常
- 形が安定するまでは、前額のプロテーゼをできるだけストレスを加えず安静にすることが必要です。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 骨吸収
- 長期間プロテーゼを入れていた場合骨吸収が起こることがありますが、通常は問題無い程度となります。
- プロテーゼの輪郭
- 稀にプロテーゼの辺縁がわかることがあります。プロテーゼ入れ替え術、ヒアルロン酸注入などで対応いたします。
監修医師
当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。