診療のご案内
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入
ボトックスとはボツリヌス菌が生み出す毒素を精製した薬剤の商品名。
“BOTOX”は、米国アラガン社(Allergen)の登録商標です。
もともと、眼瞼痙攣などの神経学上の症状を改善する製剤として
1989年にFDA(米国食品医薬品局)に承認され、治療に使用されてきた実績があります。
その後、眉間のシワ治療薬としてFDAに承認されてから美容目的での使用が増え、
メスを使わないプチ整形のシワ取りとして広く認知されることとなりました。
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入 当院の特徴
- 刺入時の痛みをやわらげるため、クリーム麻酔、ブロック麻酔、ガス麻酔など各種麻酔をご用意しております。使用する針も極細針で施術します。
- 顔面表情筋の解剖学的位置、走行から効果を最大限引き出す正確な施術を専門医がおこないます。
- アラガン社製BOTOX VISTAまたはKFDA(韓国食品医薬品安全庁)認可のボツラックスを使用しています。
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入 適応
前額(おでこ)
眉間
目尻の表情じわ
下まぶた
エラ(咬筋)
わき、手の平、足裏(多汗症)
アゴ(梅干シワ)
ガミースマイル
下腿(ふくらはぎ)
口角を上げる
たれ目になりやすく
肩幅狭く(三角筋)
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入 方法
施術の際は細い注射針でしわの原因となる表情筋に成分を注入することで神経の伝達を阻害し、筋肉の動きを抑えます。ご希望の部位に、クリーム麻酔を施し、クーリング後、極細針で注入を行います。
もともとアゴの小さい方は、口を閉じるときにアゴの筋肉を過剰に使ってしまう傾向があり、梅干しの様なシワが入りやすくなります。この部分にボトックスを注入する事で、梅干しシワの改善が得られます。
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入の処置期間・アフターケア
《注入当日》
患部の状態
刺入部に内出血が出現することがありますが、数日~1、2週間で改善します。コンシーラー等で隠してお過ごしください。
施術後稀に痛みや赤み、腫れなどの症状が発生する場合がありますが、通常2~3日間で落ち着きます。
ボツリヌストキシン注射の効果は、1週間後から現れてまいります。
術後処置・アフターケア
針穴に炎症予防の薬を塗布します。
1~2週間後の再診をお勧めしております。
日常生活
施術当日から洗顔、メイク、シャワー浴が可能です。
施術当日の飲酒・喫煙・運動・入浴は腫れや内出血に繋がりやすくなるため、避けてください。
施術当日の患部のマッサージは作用部位を変えてしまう恐れがありますので、避けてください。
《2週間~1ヶ月》【必要に応じ検診のためご来院】
患部の状態
目的とする筋肉組織の動きが止まり、筋肉のボリュームが徐々に減り始めてまいります。
ボツリヌストキシン注射治療を受けることにより、目的の筋肉以外の周囲の筋肉に麻痺が起こることが稀にあります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
効果が不十分な場合、必要に応じ追加注入を行います。料金は手技料として5,000円(税別)/部位で承ります。
日常生活
すべて通常通り可能です。
追加注入した場合には通常初回同様の症状、経過となります。
《3ヶ月~》
患部の状態
ボツリヌストキシン注射によって形成された形態や効果が、ボツリヌストキシンが分解されることによって少しずつ筋肉の動きが回復し始め、注入前の元の形や動きに近づいてまいります。
完全に注入前の形態や動きに戻らず、効果が若干維持される場合があります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
必要に応じ再度注入を行います。
日常生活
すべて通常通り可能です。
再度注入した場合には通常初回同様の症状、経過となります。
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入 Q&A
施術後は痛いですか?どのくらいで仕事に復帰できますか?
痛みはほとんどなく、日常生活は直後から普通におくれます。施術直後からメイク可能で、仕事は直後から普通に可能です。
効果が出るまでのの時間はどのくらいですか?
個人差はありますが、ボツリヌストキシン製剤の効果はだいたい2〜3日後から出現し、効果持続は4ヶ月〜8ヶ月間です。
注射は痛いですか?
極細の針を使用しておりますので痛みは最小限ですが、痛みに弱い方には麻酔クリームのパック、ブロック麻酔やガス麻酔、静脈麻酔など、ご希望に応じた最適な麻酔法をご相談していただけます。
傷は目立ちますか?腫れますか?
極細針で注入を行うため、傷跡は残りません。腫れはほとんどありません。ごく稀に内出血がみられることがありますが、コンシーラー等で隠せる程度がほとんどです。
時間はどれくらいかかりますか?
カウンセリングを含め、30分程度の施術です。麻酔クリームやブロック麻酔をご希望の場合は追加で30分程度のお時間をおとりください。
花粉症ボトックス(鼻腔内ボツリヌストキシン滴下療法)
ボツリヌストキシンが神経伝達物質(アセチルコリン)をブロックする作用を利用し、鼻の粘膜に作用させることで副交感神経の刺激を抑え、鼻水など花粉症の鼻症状を抑える治療です。抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の内服をすると、口渇、鼻やのどの乾燥、眠気やだるさ、などの副作用が気になることが多いですが、それらの副作用がなく、日常生活の制限がない治療法です。
花粉症ボトックス(ボツリヌストキシン) 当院の特徴
- 鼻腔内の解剖にも精通した専門医が、的確な部位に薬液を滴下します。
- 薄めず濃厚な液を使用することで、流れてしまう薬液量を減らしています。
- アラガン社製BOTOX VISTAまたはKFDA(韓国食品医薬品安全庁)認可のボツラックスを使用しています。
ボトックス(ボツリヌストキシン)注入 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。
当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。
万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 施術後の痛みと赤み、腫れ
- 通常2-3時間程度で落ち着きます。
- メイク・洗顔
- 直後から可能です。
- 内出血
- 通常ほとんどありませんが、出てしまった場合にはメイクで隠せる程度がほとんどです。
- マッサージ
- 作用範囲が拡大してしまったりする恐れがあります。当日は注入部位のマッサージは控えてください。
- 入浴
- 患部を温めると予想以上に効果が出すぎてしまったり、作用範囲が拡大してしまったりする恐れがあります。当日はお控え下さい。
- アルコール
- 飲酒をすることで患部の内出血がでてしまったり、効果が弱まったりする可能性が考えられます。当日はお控え下さい。
リスク・副作用・合併症について
- 目が重く感じる、眉毛が挙上しにくい
- 前額部に注射した際、成分のボトックスの効果が強く出た場合に起こる症状です。
- 表情が乏しくなった
- 注入部位によっては、表情が乏しく感じられることがあります。
- 効果が実感できない
- 通常3〜4日後から効果が実感されます。2〜3週間様子をみても効果が少ない場合には追加注入をおこないます。
- 注射部位とは違うところの動きが鈍くなった。
- 目的の筋肉以外の周囲の筋肉麻痺がおこることがまれにあります。マッサージをすることで作用範囲が拡大してしまったりする恐れがあります。注入部位のマッサージは控えてください。
プチ整形・注入治療の施術一覧
監修医師
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