シリコンプロテーゼの適切な大きさについて
プロテーゼのサイズ選択は豊胸術において関心の高いポイントのひとつです。
プロテーゼの大きさについて
プロテーゼのサイズ選択は豊胸術において関心の高いポイントのひとつです。折角行っても、小さすぎ、あるいは大きすぎては満足度が下がってしまいます。
事前に計測を行いサイズを決める、あるいはプロテーゼのサンプルを下着の中にいれてみてサイズを決めるなどの方法もありますが、当院では最も確実に最適なサイズを決めることができる手術中自己決定法を用いております。
サイズの選択における注意点
皮膚の伸展性 皮下脂肪の厚み 体の幅(体格) 授乳歴など、術前の診療の際に上記の状態を診断したうえで最適な大きさの目安を決めます。
プロテーゼの大きさを最終決定するにあたり大事な点として、どのくらいのバストサイズを希望しているか、その大きさを得るためにどの程度の不利益な点を受け入れられるか、ということがあります。
体型に合っていない大きすぎるプロテーゼを入れた場合、見た目にわかるバストの変形をきたしたり、中央でプロテーゼが接して不自然な谷間が生じたりすることがあります。また、リップリングというプロテーゼ表面の波うちが分かりやすかったり、感覚神経を障害してしびれ、感覚低下を生じたりと、無理して大きなサイズを選ぶとそれによる不利益が生じてしまいます。通常そういった合併症を生じないサイズを推奨いたします。
また反対に、控えめなサイズを選びすぎても不満足な結果につながってしまいます。
当院の方法
もっとも確実にイメージ通りの大きさを選択するために、当院では術中にご自身でサイズを確認していただき、最適なサイズを納得して選択する方法を採用しております。
まずは術前の診察、計測から体形に合ったベストなサイズを提案させていただき、それよりも大きいものが良いのか、小さくて良いのかを、手術中マンマリーサイザーを用いてサイズを変化させ、ご自身で選択していただきます。静脈麻酔からは完全に覚めた状態で見ていただきますので、しっかりとはっきりと選択することができます。優柔不断な性格の方は自分一人で選ぶのが心配な場合、ご家族、友人の方などと手術室でご一緒に相談しながら選択していただくことも可能です。
我々スタッフもプロとして適切なアドバイスをさせていただきますので、最適なサイズの選択が後悔なく行えます。
マンマリーサイザーの様子を動画でもご覧いただけます
サイズのラインナップ
当院では100cc台後半から300ccまでのプロテーゼを常時取り揃えております。
それを超えるようなご希望の場合は事前に発注が必要となり、2~3週間程度のお時間が必要です。
ドクターが答える深掘りQ&A
人によって違うと思いますが、プロテーゼによる豊胸術を選択する方がもっとも多く選ばれているサイズはどのサイズでしょうか
400ccを超えるサイズを入れる場合、大きすぎるということはありませんか? また一般的にバッグサイズが大きくなればなるほどオペに技術が必要でしょうか
50ccの控えめなプロテーゼでまずは様子を見てみたい方など、小さなサイズも用意できるのでしょうか
マンマリーサイザーでの調節中、痛みがあるということはありませんか
マンマリーサイザーはサイズチェック用のプロテーゼですが、実際のプロテーゼを入れた場合、術中確認した見た目通りになると思っていいでしょうか
大きさはもちろん、乳房の高さ(横からみた美しさ)にこだわる患者さんにはどのような提案をしていますか
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