診療のご案内
鼻翼縮小術
小鼻を小さく、幅も狭く目立ちにくく
鼻翼縮小術とは
鼻翼縮小術は鼻翼(小鼻)を小さくしたい場合、鼻の横幅を狭くしたい場合、笑った時に広がりすぎる鼻を控えめにしたい場合などに、鼻翼(小鼻)のボリュームを減らし小さくしたり、鼻の横幅を狭くする術式です。
鼻翼縮小術には外側法と内側法があります。外側法は鼻翼(小鼻)自体を小さくするために、鼻翼の基部で組織を切除し減らす方法です。
内側法は鼻の横幅を狭くし、笑った時に広がりにくくする術式です。内側法は鼻翼下部から鼻孔縁に沿って傷が残ります。
当院の方法は鼻翼形態を可能な限り自然な形で小さくする方法を行っております。このため多少傷の長さが長くなりますが、鼻の輪郭に傷を隠すデザインのため、それほど目立ちません。
鼻翼縮小術 当院の特徴
内側法は傷が目立ちません。
軟部組織弁(フラップ)をもちいるので自然に寄せられます。
軟部組織同士が癒着するため、後戻りが非常に少ない方法です。
手術は静脈麻酔を用い、意識、痛みのない状態でおこないます。
鼻翼縮小術 方法
内側法、および外側法があります。両方法とも、軟部組織弁(フラップ)を作成し、引き込むことで、自然に小さく、幅が狭くなります。
内側法は、鼻翼の外側に傷を残さず、鼻の穴の中で鼻翼を切除し、鼻翼の幅を狭く、小さくします。 傷痕が心配な方には、こちらの方法がお勧めです。
切除デザインは、鼻翼の形態を自然に残すように設定します。標準的な切除幅は片側約4mmです。
外側法は鼻翼が大きく、外への張り出しが強い方に適応があります。
鼻尖の中央からの距離を均等に測定し、左右の切除幅を調節します。鼻翼自体のボリュームが小さくなり効果が大きい方法です。
デメリットは、鼻翼の外側に残る傷あとです。皮脂腺などの影響から、傷あとがやや目立つことがあります。
内側法+外側法は鼻翼が大きく、外への張り出しが強い方で鼻翼自体を小さくし、かつ鼻の幅も狭くしたい方に適応があります。
鼻尖の中央からの距離を均等に測定し、左右の切除幅を調節します。鼻翼自体のボリュームが小さくなるとともに、鼻の横幅も狭く小さくなる効果の大きい方法です。
デメリットは、鼻翼の外側に残る傷あとです。皮脂腺などの影響から、傷あとがやや目立つことがあります。
上図の赤い点線の三日月形の部分を皮膚のみを切除し、軟部組織を残します(フラップ)。
ピンクの部分(フラップ)を、赤い点線のところにトンネルを作成し、左右の軟部組織(フラップ)を引き込みます。
このように寄せ合うことで、面と面で寄せられ、より自然な形態となります。傷はとても目立ちにくく、鼻の存在感が控え目になります。
鼻翼縮小術は鼻孔底で部分切除する方法が、鼻の幅を狭くすることができるため広く行われています。この方法の利点は瘢痕を隠しながら鼻の幅を狭くする点であるが、時々特有のnotchingや角のある鼻孔形態を呈することがあります。
プリモ麻布十番クリニックではnotchingを来しにくい自然な鼻孔形態となる鼻翼縮小術を考案し実践しています。
新しい鼻翼縮小術のデザインは、鼻孔縁のコーナー部分を温存し、nostril sill部分の切除を鼻翼の辺縁に合わせるようにデザインします(内側法)。切除幅は希望の縮小程度により変化させます。
Nostril sill切除範囲内に切除幅の長さの三角弁をデザインします。
footplate方向へ同じ長さだけ鼻腔底を切除するデザインを作成します。
15番メスで皮膚切開を行い、デザインした組織を切除します。
cinching sutureを用い、埋没縫合は4-0 PDS、皮膚縫合を7-0 Nylonでおこないます。
鼻翼の張り出しの大きい症例はnostril sill部分切除に加え鼻翼外側方向へ切除を追加します(外側法)。
鼻翼内側の切除幅、鼻翼外側での切除幅をそれぞれ希望とご状態に応じて決定します。
内側法の切除範囲内に三角弁をデザインします。この三角弁の部分は切除せず残します。
鼻柱方向に同じ長さの三角形の切除範囲をデザインします。
内側から外側までデザイン通りに鼻翼の皮膚切除を行います。
Cinching sutureを用いたうえ、埋没縫合を6-0吸収糸で行い、皮膚縫合を7-0 Nylon糸で行います。
鼻翼縮小術の修正について
- 1他院で鼻翼縮小術を受けたがまだ大きい、鼻の幅が広い。
- 2他院で鼻翼縮小術を受け小鼻が小さくなりすぎてしまった。
- 3他院で鼻翼縮小術を受けたが鼻が不自然に変形してしまった。
- 4鼻翼縮小術後、息が通りにくくなった。
- 5鼻翼縮小術後の傷跡が目立つ。
外傷や鼻翼縮小術などで生じた鼻翼(小鼻)の変形を修正する手術です。鼻翼の左右差、小さすぎ、まだ大きすぎ、形の不具合などを修正します。
他院で鼻翼縮小術を受けたが小鼻がまだ大きい、鼻の幅が広い、反対に小さくなりすぎた、不自然に変形してしまった、鼻呼吸がしにくくなったなどの修正には鼻翼修正術で改善を図ります。目立つ傷跡については瘢痕修正術によって傷を綺麗に整えます。
鼻翼縮小術の動画
鼻翼縮小術 症例写真
鼻翼縮小術の症例経過写真を掲載しています。鼻翼縮小術の仕上がり、腫れ、傷跡の経過を詳しくご覧いただけます。
D 鼻翼縮小術(内側法+外側法) 症例経過写真
鼻の幅がやや広く目立つのを気にされ、小鼻を自然な範囲で小さくしたいというご要望から、 当院で鼻翼縮小術(内側法+外側法)を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻翼縮小術(内側法+外側法)¥495,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、違和感、鼻出血、鼻先の知覚低下、左右差、鼻づまり、鼻翼基部の傷跡、鼻尖部が丸く感じる
X 鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+鼻翼縮小術(内側法) 症例経過写真
鼻先を高くしたい、右の鼻翼が低いのが気になるということで、当院で鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+鼻翼縮小術(内側法)を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻中隔延長術¥660,000
- 鼻背部軟骨移植術¥330,000
- 鼻翼縮小術(内側法)¥330,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、鼻出血、傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻づまり、鼻の傾き、左右差、鼻尖部の挙上ができない、鼻尖部が丸く感じる
BE 鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+鼻尖形成術+鼻翼縮小術(内側法)+顎ヒアルロン酸注入 症例経過写真
鼻を前向きに高くしたい、アゴを前に出したいというご要望から、当院で鼻中隔延長術+鼻背部軟骨移植術+鼻尖形成術+鼻翼縮小術(内側法)+顎ヒアルロン酸注入を行いました。ヒアルロン酸は1.0cc注入しています。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻中隔延長術¥660,000
- 鼻背部軟骨移植術¥330,000
- 鼻翼縮小術(内側法)¥330,000
- ヒアルロン酸注入¥132,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、鼻出血、傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻づまり、鼻の傾き、左右差、鼻尖部の挙上ができない、鼻尖部が丸く感じる、鼻先が硬くなる、
しこり、凸凹、血管塞栓による壊死、障害、注入後のヒアルロン酸拡散
O 鼻翼縮小術(内側法+外側法) 症例経過写真
5年前に他院で鼻中隔延長術とプロテーゼを入れていらっしゃいました。小鼻を小さくしたいというご希望から、当院で鼻翼縮小術(内側法+外側法)を行いました。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 鼻翼縮小術(内側法+外側法)¥495,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、違和感、鼻出血、鼻先の知覚低下、左右差、鼻づまり、鼻翼基部の傷跡、鼻尖部が丸く感じる
鼻翼縮小術(内側法・外側法)の処置期間・アフターケア
《手術当日》
患部の状態
外側法は小鼻の付け根(鼻翼基部)に沿って黒色の糸で縫合しております。通常は5~7日目で抜糸となります。
内側法の場合、鼻腔内を青色の糸で縫合しております。通常は14日目で抜糸となります。
手術後鼻尖部が相対的に丸く感じることがあります。また腫れの影響もあり鼻尖がほんの少し上に上がった感じになる事があります。
麻酔の影響により、のどが痛くなることがございます。通常数日で改善します。
術後処置・アフターケア
手術当日帰宅直前に医師による検診があります。
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤(通常痛みは軽度ですが、念のため処方しています)・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間内服していただきます。
日常生活
当日からシャワー浴、洗髪・洗顔が可能です。入浴は1週間お控えください。
痛みに関しては、それほど強くないため通常の内服鎮痛剤で十分にコントロールしていただけます。
鼻血や血液が混ざった鼻水が出ることがあります。その際は、鼻をかんだり、ティッシュを詰めたりせず、優しく拭き取るようにしてください。
就寝時はクッション等を用いて上半身を高くして上向きでお休みください。うつ伏せ、横向きでの就眠は鼻にストレスがかかりますので禁止させていただいております。
手術後稀に鼻づまりが起こりますが、腫れが引くとともに改善いたします。極端に小さい鼻を希望した場合、鼻の息が通りにくくなることがあります。
術後笑うと鼻が引きつる感じがあります。しばらく笑う際は鼻が広がらないようサポートすることをお勧めします。
飲酒・喫煙は1週間程度お控えください。
《5~7日目》【抜糸のためご来院】
患部の状態
術後の腫れにより、頬・上口唇が腫れることがございます。腫れは7~10日である程度引いてきます。
内出血が生じると鼻周囲、頬などが黄色っぽくなります。個人差はございますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失します。
一時的に鼻先などの感覚が鈍くなることがございます。経過とともに改善してまいります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
鼻翼周囲の抜糸をいたします。
日常生活
術後は安静が必要です。激しい運動は1~2か月お控えください。
抜糸の翌日からメイクが可能です。傷の赤みなどが気になる場合には医療用コンシーラーのご用意がありますのでご相談下さい。
かさぶたは無理に剥がさないでください。
鼻血・鼻水は軽く押さえて拭き取るようにし、綿棒などは使用しないようにしてください。
鼻掃除・鼻をかむ事は術後1ヵ月間はしないようにしてください。
《14日目》【抜糸・検診のためご来院】
患部の状態
腫れや内出血がかなり落ち着いてきます。傷跡の赤みがあるのは通常です。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
内側法の場合、鼻腔内の抜糸をいたします。
日常生活
鼻をかむ、鼻を強く押さえることは1か月お控えください。また鼻を触る、うつ伏せ・横向きでの就寝は鼻にストレスがかかるため、術後3か月間はお控えください。
《1・2・3か月》【検診のためご来院】
患部の状態
徐々に完成に近づきますが、まだ浮腫みや腫れがございます。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
術後1ヵ月以降は通常通り鼻をかんだり、鼻掃除が可能になります。
鼻を触る、うつ伏せ・横向きでの就寝は鼻にストレスがかかるため、術後3か月間はお控えください。
笑った時のつっぱり感は1~2カ月で改善していきます。しばらく笑う際は鼻が広がらないようサポートすることをお勧めします。
《6ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
ほぼ完成となります。鼻の柔らかさもだんだんと出てまいります。
鼻の引きつる感じも改善してまいります。笑った際なども自然な動きが出てまいります。
術後処置・アフターケア
医師による検診があります。
術後処置はございません。
日常生活
すべて通常通り可能ですが、念のため鼻をぶつけたり、潰したりしないよう守るようにしてください。
鼻翼縮小術 Q&A
鼻翼縮小術についての質問にお答えしています。それぞれの質問をクリックすると回答が見られます。
手術後の腫れはどのくらいでひきますか?
手術後およそ1週間ほどでひいてしまいます。
お化粧はいつからできますか?
鼻翼の手術後、通常4〜5日間ほどで抜糸を行います。抜糸後に化粧を行ってもOKです。
手術は痛いですか?
当院では鼻の手術は基本的に静脈麻酔で行っておりますので、痛みを感じることはありません。局所麻酔下での手術を希望される場合、ブロック麻酔を併用しますので、麻酔を打つときの痛みも最小限となります。
傷は目立ちますか?
鼻翼縮小術外側切除は、小鼻の縁を切って小さくしますので、小鼻の脇に傷が残ります。鼻翼縮小術内側切除は小鼻の内側を切って小さく幅を狭くしますので、傷は鼻の穴の内側に少し残りますがあまり目立ちません。傷を気にする方には内側切除をお勧めします。
後戻りすると聞きましたが本当ですか?
糸で引きあうような単純な方法だと後戻りがあり得ますが、当院で行う鼻翼縮小術は、皮膚切除後、軟部組織を弁状(フラップ)に形成し、引き込むため、一度安定した形が後戻りすることはありません。
鼻翼縮小術 料金
鼻翼縮小術 | 内側法 | ¥330,000 |
---|---|---|
外側法 | ¥330,000 | |
内側法+外側法 | ¥495,000 |
※価格は全て税込です。
鼻翼縮小術 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 7~10日で引いていきます。仕上がりは約6か月です。上口唇が腫れることがあります。
- 手術後の内出血
- 稀にでることがあります。内出血が生じると鼻周囲、頬など黄色っぽくなります。個人差はありますが、通常1~2週間で自然に吸収され消失いたします。
- 手術後の違和感
- 手術後鈍い痛み、違和感を生じることがあります。笑った時のつっぱり感は1~2ヶ月で改善していきます。
- 鼻出血
- 手術後、鼻出血がみられることがあります。鼻の穴に指などを入れないようにしてください。
- 鼻の感覚が鈍くなる
- 術後、鼻先の感覚が鈍くなることがありますが、多くは一時的です。
リスク・副作用・合併症について
- 手術後の鼻尖の左右差
- 人の身体は元々左右差があるため、完全な左右対象は困難です。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 鼻づまり
- 手術後まれに鼻づまりが起こりますが、腫れが引くとともに改善いたします。極端に小さい鼻を希望した場合、鼻の息が通りにくくなることがあります。
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 傷跡
- 鼻翼基部に傷が残ります。皮脂腺などの影響から傷がやや目立つことがあります。手術で修正可能な場合、修正手術を行います。
- 鼻尖部が丸く感じる
- 手術後鼻尖部が相対的に丸く感じることがあります。また、鼻尖がほんの少し上に上がった感じになることがあります。必要に応じ鼻尖縮小術等を行います。
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監修医師
当院の形成外科専門医による監修のもと、医療広告ガイドラインに準じて、WEBサイトを運営しております。