豊胸術のなかには、
自分の余分な脂肪を吸引して、
バストに注入する方法があります。
余分な脂肪がある方で、
バストは自然に1-2カップアップを目指すという人には、
とても良い手術方法です。
約1000cc脂肪をお腹あるいは太ももから吸引し、
そのうちの生きの良い脂肪を800cc選び、
片側400ccづつ注入するというのが、
標準的です。
個人差がありますが、
およそ30%程生着しますので、
120cc程残る計算です。
触った感じはとても自然で、
やわらかい仕上がりです。
傷も細い針で注入するので、
ほとんどわからなくなります。
狭いスペースに、
無理して脂肪を入れすぎたりすると、
時々しこりとして、
脂肪の塊ができてしまいます。
これが乳癌と間違われるといけないので、
定期的に乳癌検診を受けることをお勧めしております。
余分なところの脂肪を削り、
必要なところへ移植するという、
形成外科医が得意とする組織移植術です。
脂肪吸引に4時間、
脂肪注入に2時間程と、
多少時間がかかりますが、
すべての行程をきっちりと、
正確に行うことが、
最終結果に反映されてまいります。
コツは血行の良い大胸筋の周囲に、
細かく丁寧に注入することと思っております。