胸郭は肋骨と胸骨から主にできていますが、
肋骨と胸骨の変形はみんな程度の差はあれ存在します。
上のイラストは右の胸がへこんでいる状態を示しています。
肋骨と胸骨が曲がったり、歪んだりしているんですね。
これは肋軟骨の発育が過剰だったり、
姿勢が影響したりすることで起こります。
内部に心臓があるため、左の胸がやや右よりも高い前に出ているということも
多いようです。
CTでみるとこんな感じの方もいらっしゃいます。
いわゆる漏斗胸という状態の方です。
この場合、プロテーゼを用いた豊胸術を行うと、
バストが内向きになったり、
左右のバストが中央でくっついたり、
あるいは大きな左右差が出たりすることがあります。
左右でプロテーゼの大きさを変えて調節できる範囲で調節を試みます。
漏斗胸の治療が優先される場合もありますので、
胸の左右差が大きな方は専門医にご相談ください。
あまり無理して大きくしすぎないことも大事なことです。