当院の施術・手術・看護について | プリモ麻布十番クリニック

当院の施術・手術・看護について

Primo Quality

安全の確保、そしてより良い結果のために。

プリモ麻布十番クリニックでは全てのスタッフが、

質の高い医療サービスのための努力と検討を、日々重ねています。

手術前

詳細なパンフレットを用いた術前説明

できるだけご不安が少ない状態で手術当日を迎えられるよう、手術毎に準備された詳細なパンフレットを採用しております。

各手術の注意事項や術式の詳細、経過などをお伝えすることができます。

豊富な術後経過写真

当院にはたくさんのモニター患者様のご登録がございますので術前術後各時期の、メイクアップや加工無しの写真を、豊富にご覧いただけます。

術後経過には個人差がありますが、多くの症例での経過を確認できるため、術後の変化をイメージしやすくなっております。

手術前日確認

手術前日にスタッフから手術についての確認電話を差し上げております。

ご来院時間、絶飲・絶食時間などの注意事項の再確認や、患者様の不安の軽減に努めております。

術前検査・問診

手術前には各種項目の血液検査を行い、お身体の状態を調べます。

全身麻酔の方は心電図・胸部レントゲン写真、顔面骨の手術は術前CTも、撮影します。

また来院時・検査時・手術当日には詳細な問診の機会を設けております。

『安全第一』

慎重に確認を重ねた上で、手術をおこなっています。

貴重品について

手術や各種処置・検査の間は、各個室や手術室内の鍵付きロッカーをご利用いただけます。

海外やご遠方からお越しの方のスーツケース等、大きい荷物は受付でのお預かりも可能です。

プライバシーの保護

カウンセリングご来院時から、すべての患者様を個室でご対応しております。

待合室・メイクルーム・皮膚科施術室・手術室も衝立やパーテーションではなく、独立した個室をご用意し、患者様同士のすれ違いが極力おこらないよう、ご案内タイミングも配慮しております。

美容医療は医療機関の中でも特に情報保護が求められていますので、個人情報保護士の資格をもったスタッフにより、カルテ、写真等個人情報の保護を徹底しております。

院内ではどなた様でもFree Wi-Fiをご利用いただけますが不正アクセス防止のためにトータル・セキュリティ・マネジメント・サービスシステムを導入済みです。

写真撮影

手術前や手術後の経過写真は、専用写真室で撮影します。

プロカメラマン監修のシステムにより、毎回正確に同一条件で撮影し、比較することが可能です。

モニター患者様の場合、術後写真はノーメイクで撮影しますので、撮影日には洗顔していただきますことを、ご了承ください。

洗顔料や基礎化粧品・タオル・ヘアゴム等のアメニティはご準備がございます。

レントゲン・CT室

レントゲン撮影システムはSHIMADZU社製診断用X線装置X’sy Pro、KONIKA MINOLTA社製画像診断システムAeroDR、CT撮影装置はKaVo社製OP 3D Visionを導入しております。

これらにより正確な術前診断、治療方針の選択、オーダーメイドプロテーゼ作成のための情報などが得られます。

迅速で正確な検査により医療の安全性をしっかりと担保することができます。

手術中

持ち込み写真のお取り扱いについて

患者様ご本人の写真と持ってきていただいた理想の写真を、手術中の手術室に貼らせていただいております。

手術中に逐一写真を確認し、可能な限り患者様の理想に近づけるためです。

カウンセリング時に作成したシミュレーション画像も同様に術中何度も確認しております。

この様にはなりたくないというNG写真も、お持ち頂くと大変参考になります。

施術専用ベッドについて

上半身を起こせる電動手術ベッドを採用しておりますので、手術中の患者様を座位にすることが可能です。

座位は手術直後の呼吸の安定のためだけでなく、豊胸術のサイズチェックや、目の手術で開き具合を見て頂く際にも、有効です。

回復室のベッドも上半身を起こせますので、手術後の回復時間を、お好きな座面角度でお過ごしいただけます。

また手術後の座位の姿勢は、お顔のむくみの軽減にも、効果的です。

皮膚科施術の際は注入治療部位の確認をしていただきやすく、クリーム麻酔の待ち時間等もリラックスしてお過ごしいただけます。

褥瘡予防対策について

全身麻酔や静脈麻酔下での手術中は痛みも感じず、患者様自身で意識的に動くことができなくなります。

その間、骨が突出している部分や体重がかかる部位の皮膚に圧力が加わります。

長時間そのままにしておくと圧迫を受けた皮膚は血行不良状態が続き、最悪の場合、皮膚が虚血壊死し、褥瘡(床ずれ)が発生します。

当院では手術中の褥瘡発生を予防するために、看護師が定期的に患者様の体を他動的に動かして除圧するとともに、除圧バッグを骨の突出部に敷くなどして褥瘡発生の予防に努めています。

フットポンプについて

全身麻酔時間が長くなるにつれ、全身麻酔による合併症のリスクが増加します。

その中の合併症に深部静脈血栓(DVT)が原因で発生する肺塞栓症があげられます。エコノミークラス症候群というと馴染み深いでしょうか。

麻酔で眠っている間は体動がなく、同じ姿勢を続けることになるので血行が悪くなり、血管の中に血の塊(血栓)ができやすくなります。

その血液の塊が血管壁から剥がれて血流にのって肺まで流れて肺の細い血管内で詰まってしまうのが肺塞栓症です。

肺塞栓症は場合によっては死に至るとても怖い合併症です。

当院では、肺塞栓症の予防のために間欠的空気圧迫法の一環でフットポンプを使用しております。

ふくらはぎや足底部を反復的に圧迫することにより、足底部からの静脈血流を保つことでDVTの予防し肺塞栓症の発生を防いでおります。

術中の加温について

手術中は、麻酔薬や体位の影響、肌の露出などで体温が低下することがあります。

術中の体温低下は、術後の悪寒や震え・痛み・息苦しさの原因となる事があり、また不整脈などの合併症が増えることも、分かっています。

当院では手術の際に肌を出す面積を最小限にし、さらに非露出部を加温して、術中の体温低下を予防しております。

必要に応じ麻酔管理中の輸液や脂肪吸引の手術で用いるチューメセント液も、温めて使用しております。

手術後の回復室は個室ですので、ここでも個々に合わせて電気毛布の使用や室温調整を行い、身体の安全を守り、術後の苦痛を減らせるよう努めております。

眼球の保護の徹底

全身麻酔や静脈麻酔中は瞬きができず、目が乾燥しがちです。

また痛みを感じないため、なんらかの原因で手術中に眼球が圧迫されていても自分ではわからないため、重篤な合併症が起きる可能性があります。

当院では、すべての手術において手術中の眼球の保護を徹底しております。

麻酔科医や看護師により術中も定期的に眼部のチェックを行い、スタッフ一同高い意識をもって手術に取り組んでおります。

手術中は眼球の乾燥予防のための眼軟膏塗布、眼球保護シートの使用を徹底しております。

手術後目が大きくなる手術の場合は、術後にドライアイや結膜炎がおこりやすくなりますので点眼剤や眼軟膏・睡眠時の閉瞼テープ等をお渡し、数日から数週間ご使用いただきます。

結膜側からの手術では、腫れや炎症を抑える効果の高い点眼剤も用いております。

手術で使用した針をカウントいたします

手術中に使用した針糸の体内遺残が、まれに報告されています。

当院ではこのような万一の事故を防ぐため、術前と術後で針糸の数が異なっていないか、直接介助についた看護師がすべての手術において責任をもってカウントしております。

点滴の針

当院では手術時に使用する留置針は基本的に22Gを使用しております。

投与する薬剤の濃度や投与量、手術時間に応じて適切な太さを選択しますが、患者様への負担や苦痛を軽減させる目的でやや細めの針を使用しております。

また、痛みに弱い患者様には、ご希望によって麻酔科医が吸入麻酔剤を用いて入眠させてから点滴を留置するなどの配慮もいたしております。

針抜去時には内出血を防ぐため、長めに確実な圧迫止血を行っております。

麻酔について

全ての患者様において、可能な限り痛みをおさえることは共通の目的です。

スタッフ一同、全ての施術での痛みを最小限とするよう、配慮してまいります。

全身麻酔は麻酔科学会専門医または厚生労働省麻酔科標榜医が担当し、手術中や手術後の痛みの軽減や回復を専門的にサポートします。

注入治療の痛みの対策について

時間がある方には、麻酔クリームや麻酔テープを使用します。

また、皮下の痛みまでおさえることができるブロック麻酔や局所麻酔、注入箇所の多い場合は静脈麻酔も、ご利用いただけます。

麻酔をご希望されない場合は、局部を十分に冷却して注入治療を行います。

感染対策の徹底

手術器具に限らず、検診や術後処置、各種注入治療に使用する器具やトレイなどの周辺医療器材もすべて、一次洗浄、二次洗浄後に加えてオートクレーブによる乾熱滅菌処理またはEOGガス滅菌を行っております。

感染症を持っている患者様の場合は、滅菌処理過程を別にするだけでなくディスポーザブル製品を極力選択し、手術室内の使用していない機器もビニール等で覆い、感染対策を徹底しております。

法律に従い、定期的に当院専属の作業環境測定士によって滅菌器具周辺の作業環境を測定し、安全確認もおこなっております。

術後感染予防のための術中の洗浄

術後の感染を防ぐために、侵襲の大きい手術では術野を閉創前に生理食塩水で十分に洗浄いたします。

抗生剤と止血剤を混ぜてしっかり洗浄いたしますので、術後感染の発生率を軽減させていると考えております。

吸引ドレーン器具の利用

手術後に、手術部位に浸出液や血液が溜まること(漿液腫・血腫)がありますが、これらは縫合不全や感染を引き起こしたり、腫れが長引く原因となります。

当院ではこの合併症を予防するために手術中の止血操作を徹底し、またリスクが高い手術には、積極的に吸引ドレーンを使用しております。

吸引ドレーン器具は体内に貯まった浸出液や血液を排出し、血腫や漿液腫を予防するとともに感染の早期発見、創傷治癒促進につながります。

すべての手術室に排煙装置を設置

手術において電気メスやバーポーラー凝固切開装置などの止血器具は必須ですが、これらを使用する際にはサージカルスモークが発生します。

このサージカルスモークには27種類以上の有害物質を含むや細菌・ウイルス等が含まれると報告されています。

手術室で電気メスを1日中使用した場合、サージカルスモークによるリスクは一酸化炭素において30本程度の喫煙量に相当するとも報告があります。

サージカルスモークに含まれる有害物質は微小で、一般的な手術用マスクでは十分に防ぐことができず、医療従事者が慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺炎に罹患する健康被害も報告されています。

アメリカでは2020年度中に12の州で手術室に排煙装置を設置することが義務付けられ、2021年度にはさらに9つの州で義務化される予定となっています。

当院の手術室に設置されている排煙装置はこのサージカルスモークを除去するシステムであり、患者様だけでなく看護師、麻酔科医、執刀する外科医への健康被害のリスクを低減し、安心して手術に臨む態勢を整えております。

手術後

術後の抗生剤について

術後に起こる合併症の一つとして術後感染症があげられます。

術後感染症は、手術部位が汚染されて細菌が入り感染が成立してしまうことです。

細菌は人間の鼻腔内、口腔内、耳孔、皮膚の表面だけでなく、部屋の空気中にも存在しています。

手術を行う部位、周囲には必ず細菌が存在しているといっても過言ではありません。

 

当院では手術中の消毒を徹底するとともに、術後には抗生剤を必ず処方いたしております。

吸引ドレーン器具を挿入している方や、プロテーゼなどの異物を挿入するような術後感染症のリスクが比較的高い術式に対しては、内服に加え手術後2日間程度点滴での抗生剤の投与を無料で行っております。

手術後の腫れ、内出血などの症状の緩和について

当院では、手術後の創部の皮下出血、腫れ、浮腫みの軽減のため高周波温熱療法(CET)を行っております。

高周波温熱療法は、高周波の作用で、創深部の血流を上げ、血行改善させることで腫れ、浮腫みを軽減し、内出血の早期消退を図ります。

術後の浮腫の早期軽減のための漢方薬、およびシンエック処方しております。

傷の保護のためのマイクロポアテープ、ケロコート、傷クリームなどを取り揃え、創部がいち早く綺麗に落ち着くよう術後ケアを行っております。

内出血には、創に直接使用できる医療用コンシーラーがあり、皮下出血斑のカバーをしていただいております。

手術直後の回復と帰宅について

手術後、麻酔後の回復のための管理はすべて個室のリカバリールーム(回復室)でおこないます。

看護師が定期的なバイタルサイン(血圧、酸素飽和度、脈拍など)のチェックを行います。手術後1時間から1時間半程度経過した時点で診察し、回復確認とともに飲水が許可され、点滴からの補液の中止、抜針を進めます。

その後さらに回復を確認した後、ジュース、チョコレート、クッキーなどの糖質の提供を行います。

担当医師が診察を行い、十分な回復を認めた後、帰宅許可となります。タクシーが必要な方はお申し出ください。

リカバリールーム(回復室)について

当院では術後にお休みいただく完全個室のリカバリールーム(回復室)を4室完備しております。

全身麻酔、静脈麻酔後には、呼吸状態、循環動態の観察を行い、血圧、酸素飽和度、脈拍などを継続して測定いたします。

バイタルサインのチェックや痛みの観察も行うことで、異常の早期発見、苦痛を最小限にすることに努めています。

必要に応じ点滴での薬剤投与、酸素投与、ネブライザー治療なども回復室において行います。

トイレについて

トイレは3室用意しておりますが、うち1室は車椅子の方も利用可能な設計としております。

手すり、点滴フックを設置しており、術後の患者様の利用する際にも安全に使用できます。

オストメイトも完備しておりますので、利用の際にはお申し出ください。

ご不明な点などございましたら遠慮なくお問い合わせください。

術後感染症補償プランがあり万が一の時も安心

手術後の創部感染は、術後の経過を悪くする原因の一つです。当院では徹底した感染対策を行っており、術後感染の発生率は軽微ですが、完全にゼロにするお約束をすることは難しいことになります。

そのような万一の感染に対し、患者様の不利益が少しでも小さくなるように当院では術後感染症補償プランを設けております。

当院で行った手術部位における術後早期感染が認められた際に、初期治療に用いる抗生剤点滴、抗生剤内服費用、感染鎮静化のための異物除去手術費用、術後3〜6か月以降の初回修正手術費用(麻酔代含む)の補償をいたします。

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