二重埋没法の良い点は、
傷跡がほとんどわからなくなること。
自然な二重になること。
腫れも、内出血も少ないことなどです。
反対に弱点は、
弱い固定法だと外れてラインがなくなってしまうこと。
方法によっては結び目が透けて見えたり、
コロコロと目立ってしまうこと。
結膜側に糸が出る方法だと目を傷める心配があること。
瞼板という組織を通す方法では瞼板を痛め、
ばい菌感染の原因にもなることなどでしょうか。
私の行っている方法は、
これらの弱点を全て最小限にする工夫をしております。
固定力を高めるため、
6点固定をおこないます。
これによりラインが消失することは、
よほど無理なラインで行わない限り、
無くなりました。
結び目は小さく、
かつ強い(漁師結び?)方法を用いておりますので、
ほとんどわからなくなります。
結膜側は糸を露出させず、
すべて結膜内をもぐらせますので、
目を傷める心配はありません。
挙筋と瞼板の間に糸を通すので、
瞼板を痛めることはなく、
感染をきたす可能性もかなり低くなります。
とても工夫された良い方法なんですよ。