美容外科において脂肪を減らすために行われるメソセラピーの一種。
脂肪を溶かす少量の薬液を脂肪組織に注射して溶解する。
溶解した脂肪成分は血中に吸収され、老廃物として体外へ排出される。
脂肪吸引と比較すると、治療直後から日常生活に制限がなく、包帯やガードルなどの着用の必要はないが、一度の治療でできる範囲や効果には制限があるため、広い範囲や多くの脂肪を減らしたい場合には不向きである。
薬液の成分は主にフォスファチジルコリンで、大豆製品に多く含まれるレチシンと同じ成分である。大豆製品にアレルギーがある人は注意が必要。
フォスファチジルコリンを用いない新しいタイプの脂肪溶解注射としては、植物や海藻などから抽出した成分を使用したBNLSがある。