診療のご案内
口唇拡大術
唇を永続的に厚くさせる方法です
口唇拡大術が向いている方
- 1唇を厚くしたい方。
- 2唇の横幅を減らしたい方。
口唇拡大術とは
薄い唇を厚くする施術です。ふっくらとした唇は、若々しく、sexyな印象になりますので、唇をふっくらとさせる施術は若年層に人気があります。また、老化とともに白唇は長くなり、赤唇は薄くなってしまいます。アンチエイジング治療の一環としても効果的な方法です。注入治療が手軽ですが、吸収されてしまうのが難点です。ふっくらとした唇を永続させるために外科的治療をおこないます。
唇をふっくらとさせる方法には2種類あります。ひとつには、口腔粘膜から粘膜を外に前進させて、赤い唇を大きくさせる方法です。もうひとつの方法は、鼻の下で皮膚を切除し、引き上げる方法です。
口唇拡大術 方法
VY前進粘膜筋弁法
口腔粘膜を外に前進させてふっくらとさせる方法です。口腔粘膜内で粘膜をV形に切って前進させ、Y形に縫合する方法(粘膜筋弁法)です。3つの粘膜筋弁を作成し、拡大しますので、唇がバランスよくふっくらとします。傷痕は口の中なのでほとんどわからなくなります。上下の口唇の拡大が可能です。
上口唇短縮術
上口唇リフトともいわれる方法で、長い白唇部を鼻の下で切除し、鼻と赤唇の距離を狭くします。これにより白唇部が短くなり、赤唇部が厚く、外反してみえるようになります。鼻の基部で皮膚を幅4~8mmほど切除し引き上げます。形成外科的縫合をおこなうため傷は目立ちにくく仕上がります。
当院は内部処理として中縫いを高性能吸収性極細糸でしっかりと行い、外縫いはさらに極細非吸収糸で行う、創傷治癒に最良な形成外科的縫合を採用しております。
口唇拡大術 症例写真
C 口唇拡大術 症例経過写真
5ヶ月前に他院で上下口唇縮小術を受けられ、 小さくなりすぎてしまい、口が閉じにくいということで、 3ヶ月前に他院で口唇脂肪注入術を受けましたが、 効果が乏しいという事で、当院で口唇拡大術を行いました。 上口唇拡大術後4ヶ月時に下口唇の拡大術を行っています。
- 費用(税込、麻酔代別)
- 口唇拡大術 VY前進粘膜筋弁法上下各¥275,000
- リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)
- 腫れ、内出血、違和感、傷跡、血種、皮膚の壊死、ドッグイヤー、口唇形態、乾燥
口唇拡大術の処置期間・アフターケア
《手術当日》
患部の状態
口唇の口腔内側に傷があります。
縫合しているため、糸がついた状態です。
術後、1~5日目は強い腫れが生じますが、約2週間程度で大きな腫れは消退します。初めのうちは触れたり表情によって軽い痛みや違和感がありますが、徐々に落ち着いていきます。
静脈麻酔で手術された方は、麻酔の影響により、のどが痛くなることがあります。通常数日で改善します。
術後処置・アフターケア
手術当日帰宅直前に医師による診察があります。
抗生剤(細菌感染予防のため)・鎮痛剤・胃薬(鎮痛剤などによる副作用を抑制するため)を術後4日間、内服していただきます。副作用などを疑うような症状があればお申し出ください。
縫合している糸は吸収糸のため、抜糸の日までに溶けてしまう場合があります。無理にとらず、自然に取れてしまった糸はそのままにしておいて大丈夫です。口唇粘膜が乾燥しやすいため、リップクリームなどで保湿が必要です。
日常生活
飲酒・喫煙・激しい運動・入浴は1週間程度お控えください。洗髪・シャワー浴は翌日から可能です。食事の際、熱いものや辛いものは刺激が強いため抜糸までは控えて下さい。食後はイソジンでうがいをして、口の中の清潔を保ってください。歯磨きはなるべく傷に当たらないように注意してください。
抜糸が終わるまでは唇へのメイクはお控え下さい。唇以外のメイクは翌日から可能です。一時的に会話や食事がしにくくなります。お仕事で声や口元を頻繁に使う方は多少の影響がある可能性がありますので、数日お休みをとることをおすすめします。
《14日目》【抜糸のためご来院】
患部の状態
大きな腫れは引いていますが浮腫みは続きやすく、完成は約6か月です。稀に内出血が出現することがありますが、1~2週間で消失します。硬くつっぱった感じがありますが、1~2か月で徐々に柔らかくなってきます。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
口唇の抜糸を行います。
日常生活
通常通りの生活をしていただいて構いませんが、腫れが気になる方は引き続き飲酒・喫煙はお控え下さい。翌日から唇のメイクもしていただいて大丈夫です。
《1~3ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
徐々に完成に近づきますが、まだ若干の浮腫みや腫れがございます。
傷跡の赤み、盛り上がりは個人差がありますが、通常約6か月以内に落ち着きます。
口唇の感覚が鈍くなりますが、多くは一時的です。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
術後処置はございません。
日常生活
通常通りの生活をしていただいてかまいません。
《6ヶ月》【検診のためご来院】
患部の状態
腫れが引いて、傷跡も口の中なので、ほとんど目立たなくなります。
術後処置・アフターケア
医師による診察があります。
術後処置はございません。
日常生活
日常生活に制限はございません。
口唇拡大術 Q&A
口唇拡大術についての質問にお答えしています。それぞれの質問をクリックすると回答が見られます。
術後は痛いですか?どのくらいで食事ができますか?
はじめ触れると軽い痛みはありますが、会話、食事などはすぐに普通に可能となります。食事の際、特に熱いもの、辛いものは刺激が強いため、数日お控えいただきます。仕事で声を頻繁に使う方は、多少影響がある可能性がありますので、1週間程度お休みがあると安心です。
手術は痛いですか?
基本的に静脈麻酔で行っておりますので、術中痛みを感じることはありません。ご希望に応じ局所麻酔で行うこともあります。
傷は目立ちますか?
当院の口唇拡大術は、口腔粘膜側に傷が残るデザインでおこないます。通常傷は隠れて見えません。また口腔粘膜は創傷治癒が良好で、最も傷の目立ちにくい場所といえますので、唇をめくってみてもほとんどわかりません。
腫れはどのくらい続きますか?
術後の腫れが目立つのは、初めの1-2週間程度で、およそ1カ月で消退します。
術後の違和感はありますか?どのくらい続きますか?
口唇はとても敏感なところで、さらに会話や食事で頻繁に動かす部位のため、術後に違和感を感じることがあります。手術により炎症が生じるためはじめは硬く、若干つっぱった感じが気になることもあります。炎症の消退とともに徐々に柔らかくなり、つっぱった感じも消失しますが、完全になくなるまでには1-2カ月要することもあります。
口唇拡大術 料金
VY前進粘膜筋弁法 | 上下各¥ 275,000 |
---|---|
上口唇短縮術 | ¥ 330,000 |
※価格は全て税込です。
口唇拡大術 術後経過・リスク・副作用・合併症
起こり得る可能性のあることを列挙しております。当院ではこれらの症状を起こさないよう、それぞれについてしっかりと対策をとり、細心の注意を払い施術を行っております。万一症状が起きた場合にも対処法をご用意しております。症状の改善を図るよう全力で診療を行います。
術後経過について
- 手術後の腫れ
- 腫れの期間は長い手術です。手術後およそ1か月程度で大きな腫れは引いていきます。浮腫みは続きやすく、完成は約6か月です。
- 手術後の内出血
- 稀に出現することがあります。1~2週間で消失していきます。
- 傷跡
- 術後1~2か月は赤みが分かります。経過とともに目立たなくなっていきます。
- 違和感
- 手術により炎症が生じるためはじめは硬く、若干つっぱった感じが気になることがあります。食事の際、熱いもの辛いものは刺激が強いため、抜糸までは控えてください。経過とともに目立たなくなっていきます。
- 感覚
- 口唇の感覚が鈍くなりますが、多くは一時的です。通常半年程度で回復していきます。
リスク・副作用・合併症について
- 感染
- 稀ですがどのような手術でも感染のリスクがあります。感染が起きた場合、抗生剤による治療や、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
- 血腫
- 血腫を生じると除去が必要な場合があります。
- 皮膚の壊死
- 粘膜筋弁が壊死することがあります。タバコはお控え下さい。その場合口唇欠損となり修復術の必要な場合があります。
- ドッグイヤー(dog ear)
- 縫合部の両端にdog earという皮膚や粘膜の高まりが生じることがあります。切開線を長くすることでドッグイヤーは目立たなくなります。
- 口唇形態
- 上下方向に厚くなります。口唇を大きくすることで口唇の横幅が狭くなります。若干口が小さくなります。気になる場合は、元の形に近く戻す手術を行います。
- 乾燥
- はじめ口唇粘膜が乾燥しやすくなりますので、しばらくリップクリームなどでの保護が必要です。
- 拡大しすぎる
- 腫れが引くのを待ったうえ形を評価し、拡大しすぎた場合、口唇縮小術などで修正を図ります。
- 厚さが物足りない
- 腫れがある時期を待ったうえ形を評価し、厚さに物足りない場合、脂肪注入、ヒアルロン酸注入などで拡大を図ります。
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監修医師
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