CMCプロテーゼを他院で入れていましたが、
数ヶ月前から右のバストが大きくなり、
検査でプロテーゼの破損を指摘されていました。
脇からの入れ替えを提案しましたが、
ご本人の希望からバストのアンダーの位置を切開し、
プロテーゼの摘出入れ替えを行いました。
手術後1週間の経過写真です。
入っていたプロテーゼはラウンドタイプの200ccの大きさのCMCプロテーゼでした。
サイズは自然に少し小さくしたいとのご希望から、
アナトミカルタイプのシリコンプロテーゼ、
サイズは190ccのプロテーゼを選択し入れました。
ご本人の希望から今回右のみの入れ替えとなっています。
形態はとても良好です。
腫れもほとんどないようです。
すでにすごく柔らかい状態です。
手術前のバストのアップです。
CMCプロテーゼの周囲に膿瘍の貯留を認めました。
緊満した状態です。
手術の際に抗生剤加生理食塩水で大量に洗浄し、
新しいプロテーゼを同時に挿入しました。
下から見たころです。
下から見てもサイズの左右差が顕著なのがわかります。
アンダーの位置を約4cm切開し摘出しました。
摘出したCMCプロテーゼです。
経過および状態から、
プロテーゼが何らかの原因で破損し、内容物が周囲に漏出し、
無菌性膿瘍を形成していたと考えました。
今後の経過もきっちりと観察してフォローしていきたいと思います。